スパイクを傷めないピンの交換方法 | SPIKES

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2019/12/30 15:48

ニードルピンを交換するときにネジを傷めると、ピンが取り外せなくなります。

今回はピンの交換手順を詳しく、書きたいと思います。

1.付いているピンを外す。

ハンドルを取り付けて普通に回してみてください。ネジが錆びてたり、前に取り付けたときにネジが痛んでいると、中々回りません。
その時は、KURE556などの潤滑油を少し、ネジ部につけて5分ほどたってから、回してください。回し方は下の写真のように、ピンに垂直に力を入れて、回します。大体、垂直方向の力:回す力は8:2くらいで、押し付ける力を強くしてください。ハンドルはピンを入れて、ピッタリのを選んでください。

注意:
軽量ニードルピンはアルミニウム合金製なので、削れやすく空回りし易いです。摩耗が多いピンを外す場合は、アシックスやミズノのハンドルを利用したほうが空回りしにくいです。



2.外したピンとスパイクのネジを確認

ピンとスパイクのネジを確認し、錆びていいたり、ゴミがついていないか確認する。
この時に錆がついていたり、砂などのゴミがついていないか確認する。ネジ部が汚れているなら、次の洗浄を入念にする。

3.スパイクのネジの洗浄

綿棒などでネジの錆びやごみを取り除く。下記のエアーダスターを使用して、吹き飛ばすこともできます。

4.ネジに錆がついていたら潤滑油で拭く

潤滑スプレーを綿棒に吹きかけ、綿棒でネジを綺麗にする。潤滑油がネジに多く残っていると緩みやすくなるので、最後に綿棒で綺麗に拭き取ってください。

5.新しいピンを指で付ける

指で回して最後まで締めます。ネジが痛んでなければ、手で最後まで締めることができます。
注意:
ネジが痛んでいて手で締められない場合、無理にハンドルで締めると後で外せなくなる場合があります。特にアルミニウム合金製の軽量ニードルピンはピンがスパイクシューズのネジに比べ、柔らかいため無理やり入れることもできます。無理やり入れると、外すことが難しい場合があります。
その場合は鉄製のスパイクピンに潤滑油をつけて、丁寧に慎重に痛んでいるネジに付けては外すことを繰り返すと、痛んでいるネジが治る場合があります。(保証はできませんが・・・)
それでも治らない場合は、ネジを再生するためにタップというねじ切りを行う必要があります。
(素人には難しいのでプロにお願いしてください)

6.ハンドルで軽く回す

ハンドルで軽く回してください。大体、90~180°くらい回ると思います。
最後に外した時と同じように、押し付けながら締めてください。この時、あまり力を入れすぎると、ハンドルが空回りする可能性がありますので、注意してください。


このような感じで並行ピンからアルミニウム合金製の軽量ニードルピンに交換できました。軽量ニードルピンは軽いので、走りやすいですが、炭素鋼製に比べ柔らかいので十分注意して取り付けてください。又、軽量ニードルピンは早めの交換をお勧めします。ハンドル掛かりが、摩耗してくると外すことが困難になってきます。その時は鉄製のハンドルも締めやすくて良いですよ。